馬刺しの解凍・スライス方法
解凍方法としては、調理や食事の直前に解凍することが良いです。
長時間の解凍や、解凍してからの時間が長いと、馬肉から旨味成分である「ドリップ」が抜け出てしまいます。
お肉の色や食感が変化し、味の低下につながってしまいますので、お気をつけください。
また、完全解凍してしまうとお肉が柔らかくなってしまい、スライスすることが難しくなります。
中心部に硬さが残る半解凍状態ですと、楽にきれいにスライスが出来ます。
盛り付けや、食卓に提供する間に解凍しましょう。
馬刺しの解凍方法で一番のおすすめが、氷水による解凍です。
冷蔵庫での解凍よりも手間がかかりますが、その一手間が馬刺しの旨味をより一段と深めてくれます。
皆様にはぜひとも、馬肉本来の旨味を味わって頂きたいので、解凍方法にも気をつけてより美味しい状態でお召上がりください。
解凍方法
おすすめ!
氷水解凍
- 氷水を張ったボウルに、冷凍された状態の馬肉をパックごと入れます。
※0度に近い温度で解凍することで、旨味の含まれている「ドリップ」が出にくく、解凍後も美味しく食べることができます。 - ブロック状の馬肉であれば30～40分、スライスされた馬肉であれば10～15分浸けたままにしておきます。(気温や馬肉の量によって変化します）
- 中心部に少し硬さが残る半解凍状態まで解凍したら、氷水に浸けてある馬肉をボウルから上げましょう。
冷蔵庫解凍
- 馬肉のパックを冷凍庫から冷蔵庫に移します。
- およそ6～7時間の半日程度で解凍することが出来ます。
- 中心部に少し硬さが残る半解凍状態まで解凍してください。
馬肉のスライス方法
1、解凍後、パックから馬肉を取り出します。
- まず清潔なまな板を用意してください。
- 半解凍になった馬肉をボールから取り出し、パックから取り出した馬肉の「ドリップ」をペーパータオルなどで軽く拭き取ってください。
2、お肉の繊維目に対して垂直にスライスしてください。
- スライスする際にはお肉の繊維目にご注意ください。
- この繊維目に逆らうようにしてスライスすることで、口に入れた際のお肉の食感が良くなり噛み切りやすくなります。
- 逆に繊維目に沿って切ってしまうと、食感が悪く嚙み切りにくくなってしまうので要注意です。
※レバ刺しとコウネには繊維目が入っておりませんので、向きによる切り方に違いはありません。
3、約2～3mmくらいの厚さで切ってください。
- 繊維目の方向に垂直に、約2～3mmくらいの厚さでスライスしてください。
- このくらいが食べやすい厚さになりますが、馬肉の種類や好みによって厚さは変わりますので自分好みの厚さをぜひともお楽しみください。
